環境 生物多様性への取り組み

当社グループは、生物多様性を健全に維持・保全することが事業を持続的に進めるうえで重要であると認識しており、三菱ケミカルグループ(MCGグループ)一体となって、環境負荷の低減、遺伝資源の適正な利用、自然・社会との共生、社内意識の向上などの幅広い活動を通じて、生物多様性の維持・保全に取り組んでいます。また、環境中期行動計画21-25において、生物多様性の保全に関する目標を立て活動に取り組んでいます。

事業活動と生物多様性との関わり

事業活動と生物多様性との関わりを把握し、その保全を進めることは重要です。そのため、当社グループでは、バリューチェーンにおける環境への負荷を資源の利用(IN)と廃棄物や副生物の排出(OUT)の双方向から把握することに努め、事業の生物多様性に対する影響や依存への理解を深めています。また、廃棄物や副生物の排出をモニタリングすることで、MOS指標とも連動して評価しています。

当社事業と生物多様性の関係性マップ

  • 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の「企業と生物多様性の関係性マップⓇ」を参考にして作成

生物多様性と自然環境の保全活動

生物多様性や自然環境の大切さの理解とその保全を目的として、当社グループはこれまで東京グリーンシップ・アクション※1および生駒山系花屏風活動※2に参加し、活動を続けてきました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況から活動への参加を自粛しておりましたが、MCGグループとして3年ぶりに実施しました。東京グリーンシップ・アクションでは竹林整備、樹木の伐採などを実施し、生駒山系花屏風活動では清掃活動と植樹を行いました。

東京グリーンシップ・アクション
薪割りの様子
生駒山系花屏風活動
植樹の様子
  • ※1東京都が企業やNPO法人自然環境アカデミーと連携して里山保全地域で行う自然環境保全活動。当社は2006年から継続して参加しています。
  • ※2大阪府主催の環境イベント。当社は2009年度から継続して参加しています。

また、インドネシアにおける熱帯雨林の保護活動※として、ミツビシ タナベ ファーマ インドネシアは、西ジャワ州の森林保護区の植樹・植林活動「アルキムの森林再生2023」に参加しました。500本のスマトラ松などの苗木を寄付したほか、保護区において従業員10人が植樹・植林活動を行いました。

インドネシアには広大な森林がありますが、減少が続いています。木々が伐採されると、温暖化ガスの二酸化炭素を大量に吸収する森林が減るため、気候変動につながります。

熱帯雨林の保護活動(インドネシア)

環境保全活動推進キャンペーン

生物多様性の保全活動をより一層推進するため、2017年度より環境保全活動推進キャンペーンを実施しています。このキャンペーンでは、当社オリジナルの「For the Environment」マフラータオルを参加者に配付し、全社一丸となって環境保全活動を推進しています。清掃活動を通して、まちの美化やプラスチックごみなどの海洋流出による環境汚染の防止に取り組んでいます。

第43回 クリーン作戦(吉富工場)
地域貢献の一環として、吉富工場では「クリーン作戦」を毎年継続して実施しています。2022年度は113人が事業所周辺一帯の清掃を行い、ペットボトルを含む可燃物、ビン・ガラス類などを回収しました。
吉富クリーン作戦
作業風景

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