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グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)を通じた
新たなスクリーニング・プログラムへの参画
− 開発途上国に蔓延する感染症の治療をめざして −(2019年9月30日発表)

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 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:三津家 正之)は、このたび、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(Global Health Innovative Technology Fund、以下「GHIT Fund」)の趣旨に賛同し、熱帯性感染症を中心とした新しい治療薬・治療法の研究開発を行っている「顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ」(Drugs for Neglected Diseases initiative(以下「DNDi」)と共にスクリーニング・プログラム(以下、本プログラム)に参画いたします。 また、併せてGHIT Fundから本プログラムのための研究資金(約1,500万円)の助成を受けることになりましたので、お知らせします。

 本プログラムにおいて、当社はGHIT FundおよびDNDiと共同契約を締結し、当社の化合物ライブラリー(5万化合物)をGHIT Fundのスクリーニング・プログラムの枠組みを通じてDNDiに提供し、シャーガス病およびリーシュマニア症に対する新規の医薬品候補化合物の創製に向けた共同スクリーニングが開始されます。

 当社グループは「医薬品の創製を通じて、世界の人々の健康に貢献します」という企業理念のもと、当社が取り組むべき重要課題である「マテリアリティ」の一つに「人々の健康に関連する社会貢献活動」を掲げています。GHIT Fundを通じた一連の取り組みは、このマテリアリティに対する主要な取り組みと位置付けており、開発途上国における医薬品アクセスの向上とSDGsの達成に直接的に貢献するものと考えています。

 当社はアンメット・メディカル・ニーズに応える医薬品の創製とともに、GHIT Fundへの参画などを通じ世界の人々の健康に貢献することで、持続可能な社会の実現に寄与していきます。


<参考>

■GHIT Fundについて
GHIT Fundはマラリア、結核、顧みられない熱帯病等の開発途上国の人々を苦しめる感染症に対する新薬創出を促進するために、日本発の官民パートナーシップとして2013年に設立されました。
日本の製薬企業などが保有する高い科学技術の知見を活用した創薬力によって、グローバルヘルスに対する日本の国際貢献の強化をめざしています。

■GHIT Fundと当社の関わり
当社はグローバルヘルスに貢献するというGHIT Fundの趣旨に賛同し、これまでGHIT Fundの第1期活動(2013年度〜2017年度)に対して累計4,000万円を拠出、さらに第2期活動(2018年度〜2022年度)に対して総額1億円の資金を拠出していきます。また、2015年5月にはGHIT Fundを通して、当社の医薬品化合物ライブラリーを抗マラリア薬の研究機関であるMedicine for Malaria Ventureに提供して共同研究を開始し、3種類の有望なヒット化合物を同定しました。さらに、本年3月には新規抗マラリア薬の候補となるリード化合物2種類を取得し、これらの最適化を進めるプログラムについて、GHIT Fundから1.92億円の助成を受けております。

■シャーガス病について
シャーガス病はクルーズトリパノソーマという原虫による感染症で、サシガメ(サシガメ類の昆虫)に刺咬されることで感染します。症状として急性期(1週間〜数か月間)は高熱、発疹、リンパ節炎、肝脾腫、片側性眼瞼浮腫、その後は無症状で慢性期(10年〜数十年後)に心筋炎、巨大結腸等の症状がみられます。シャーガス病の患者数は約600-700万人と言われています。

■リーシュマニア症について
リーシュマニア症は、数種類のリーシュマニア属の原虫により引き起こされ、原虫は感染したサシチョウバエが動物や人間を刺すことで広がります。この病気には三つの種類があり、内臓(最も重症化する)、皮膚(最もよくみられる)、粘膜とそれぞれ体の異なる部位で発生します。リーシュマニア症は毎年新たに約70-100万人が感染しています。


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