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腎性貧血治療薬バダデュスタット(HIF-PH阻害剤)について
扶桑薬品工業との透析領域におけるコプロモーション契約締結のお知らせ
(2020年5月18日発表)

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 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:上野 裕明、以下、田辺三菱製薬)は、扶桑薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:戸田幹雄、以下、扶桑薬品工業)と、当社が現在、腎性貧血を適応症として厚生労働省に承認申請中である低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素(Hypoxia Inducible Factor Prolyl Hydroxylase; HIF-PH)阻害剤MT-6548(一般名:Vadadustat:バダデュスタット)について、承認取得後、透析領域においてコプロモーションを実施する契約を5月7日に締結しましたので、お知らせします。

 日本では、慢性腎臓病(CKD)の患者さんは約1,330万人と言われています*。腎性貧血はCKDの早期のステージから発現し、CKDの進展に伴いその頻度が上昇することが報告されています**
 貧血に伴う症状には、疲労、息切れ、不眠、頭痛、活力の低下などがあり、患者さんのQOL(生活の質)の低下につながります。腎性貧血は、透析前の保存期および血液透析または腹膜透析を実施中のいずれの時期にも症状が現れることがあります。
 現在、腎性貧血の標準治療は、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)という注射剤です。田辺三菱製薬は、1日1回経口投与であるバダデュスタットを腎性貧血の新たな治療の選択肢として提供できるものと考えています。

 田辺三菱製薬は、透析領域に強みのある扶桑薬品工業とパートナーを組むことで、より多くの医療関係者の皆様へ適切な情報をお伝えすることができると考えています。
 また、田辺三菱製薬は、作用機序の異なる複数の糖尿病治療薬を糖尿病患者さんへ提供しており、糖尿病領域での実績があります。今般、関係の深い両領域の強化の一環として、本年4月より糖尿病・腎領域部を新設しました。
 両社は本提携を通じ、透析前の保存期および血液透析、腹膜透析を受けられている患者さんの腎性貧血治療に貢献してまいります。

 田辺三菱製薬は、今後も適時適切な情報提供活動を行うとともに、糖尿病領域と腎領域の架け橋となり医療の現場に新たな価値をお届けできるよう努めてまいります。

* 日本腎臓学会.エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン 2018
** Kohagura K, et al. Prevalence of anemia according to stage of chronic kidney disease in a large screening cohort of Japanese. Clin Exp Nephrol. 2009.

◆バダデュスタット(Vadadustat)について
バダデュスタットは、腎性貧血の治療のための経口低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害剤です。バダデュスタットは、高地での緩やかな酸素濃度の低下時に、人体が自然に適応する際に用いられる低酸素状態の改善と同じメカニズムで働きます。人体は高地における低酸素状態では、低酸素誘導因子(HIF)の産生を上昇させます。当該HIFは内因性エリスロポエチン(Erythropoietin; EPO)の産生を促し、赤血球の産生を高め、最終的に酸素運搬を改善します。


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