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ニュースリリース 2型糖尿病治療用 配合剤 国内製造販売承認申請 選択的DPP-4阻害剤「テネリア®錠」およびSGLT2阻害剤「カナグル®錠」の配合剤

2016年8月23日

 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:三津家 正之)は、このたび、選択的DPP-4阻害剤「テネリア®錠(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物)」とSGLT2阻害剤「カナグル®錠(一般名:カナグリフロジン水和物)」の配合剤について、2型糖尿病を適応症として厚生労働省に製造販売承認申請を行いましたので、お知らせします。

 「テネリア®錠」は、食事に応答して消化管から分泌されるホルモンであるGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)を分解する酵素DPP-4(ジペプチジルペプチターゼ-4)の働きを選択的に阻害することによりインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することで血糖降下作用を発揮する薬剤です。

 一方、「カナグル®錠」は、腎臓の尿細管において糖の再吸収に関するトランスポーターであるSGLT2(ナトリウム-グルコース共輸送体2)を阻害し、糖の再吸収を抑制、過剰な糖を尿中に排泄することにより血糖降下作用を発揮する薬剤です。いずれも田辺三菱製薬が創製した日本オリジンの薬剤です。

 今回の申請に際して実施した「テネリア®錠」または「カナグル®錠」の効果不十分例を対象とした臨床試験において、本剤は有効性、安全性および良好な忍容性が確認されました。また、「テネリア®錠」、「カナグル®錠」ともに、1日1回服用する経口剤であり、本剤は2剤を配合し1剤にすることで、より患者さんの利便性を高め、服薬アドヒアランス向上による良好な血糖コントロールが期待されます。

 田辺三菱製薬は、「テネリア®錠」、「カナグル®錠」を創製した創薬力を活かし、2型糖尿病治療における新たな選択肢を提供し、糖尿病患者さん一人ひとりの治療により一層貢献してまいります。

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