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ニュースリリース 認知行動療法アプリの臨床開発および販売に関する権利を許諾 -三菱UFJキャピタル、日本政策投資銀行、ひまわり製薬と医療機器会社へ出資-
2021年3月1日
田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:上野 裕明、以下、「当社」)は、2月5日に、治療用アプリの開発および販売を行うDTアクシス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小島 尚之)と、当社がうつ病治療用医療機器として開発の準備を進めてきた認知行動療法アプリ・MTD-810の、医療機器製造販売承認取得をめざした臨床開発および販売に関する権利の許諾について、ライセンス契約を締結しました。DTアクシスは、2021年度からMTD-810の臨床試験を開始する予定です。
加えて当社は、三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:坂本 信介)、株式会社日本政策投資銀行(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡辺 一)、ひまわり製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田澤 博実)と共同で、DTアクシスに出資しました。
当社は、従来の低分子や抗体に加えて、MTD-810や、生活習慣病を対象とした保健指導サポートアプリ「TOMOCO」など、デジタル技術を活用した新たなモダリティの開発に積極的に取り組んでいます。MTD-810のライセンスと本共同出資を通して、うつ病と闘う患者さんへ一日も早くMTD-810をお届けすることをめざします。当社はこれからも、医薬品の研究開発に取り組むとともに、医薬品とデジタル技術や新規テクノロジーを融合させたイノベーションを通して、患者さんの治療の機会を拡げ、アンメットメディカルニーズに応えていきます。
DTアクシス株式会社について
DTアクシス株式会社は、アプリを活用した医療機器分野の研究開発・販売を促進することを目的に設立されました。社名である「DTアクシス」は、デジタルセラピューティクス(Digital Therapeutics)の軸(アクシス)となる、という意味合いを込めて名づけられました。開発プロジェクトの第一号として、田辺三菱製薬との間で認知行動療法アプリ・MTD-810のライセンス契約を締結しています。
認知行動療法アプリ・MTD-810について
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康増進・行動学分野の古川壽亮教授と、国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターの堀越勝センター長による研究開発の成果をもとに、当社が臨床試験用に制作した、精神療法の一つである認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy)にもとづくうつ病治療用アプリです。当社は2020年に、京都大学と国立精神・神経医療研究センターとライセンス契約を締結し、医療機器としての製造販売承認を取得するために必要な臨床試験の準備を進めてきました。
田辺三菱製薬株式会社 広報部
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