田辺三菱製薬のニュースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者等への情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

ニュースリリース ウルソ原薬製造事業の譲渡のお知らせ

英語ニュースPDF

印刷用PDF［PDF：235.7 KB］

2021年10月20日

　田辺三菱製薬株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：上野裕明、以下「田辺三菱製薬」）および株式会社エーピーアイ コーポレーション（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：喜多代秀樹、以下「APIC」）は、田辺三菱製薬が販売するウルソ製剤の原薬製造事業をICE Group Companies（本社：エミリア市、イタリア、代表取締役社長：Agostino Barazza、以下「ICE」）に、2022年5月2日（予定）に譲渡することに合意しました。

  1. 1譲渡の理由

　田辺三菱製薬のウルソ製剤の原薬はAPICいわき工場（田辺三菱製薬が主に土地、建物および主な製造設備を保有、APICが生産を受託）にて製造されていますが、後発品の影響等によりウルソ製剤のシェアが低迷する状況にあり、コスト構造の抜本的な対応が急務となっていました。田辺三菱製薬およびAPICはウルソ原薬を製造するAPICいわき工場の稼働率の向上をめざし複数の方策を検討してまいりました。このような状況の中、原材料の調達から原薬であるウルソデオキシコール酸（UDCA）の製造までUDCAのバリューチェーンを有するグローバル企業であるICEからAPICいわき工場譲渡について申し入れを受け、今般、3社交渉を経て合意に達しました。ICEは当該工場で引き続きUDCAを受託生産し、田辺三菱製薬へ供給することになります。長年にわたり高品質および高純度のUDCAをグローバルに安定的に製造してきたAPICいわき工場の技術力を活かすことができ、今後も安定的にウルソ製剤を供給できるものと考えます。

  1. 2譲渡の方法

　2021年11月末に、田辺三菱製薬が特別目的会社を設立し、2022年5月2日（予定）に、田辺三菱製薬が有するAPICいわき工場の資産およびAPICが有する棚卸資産、負債、雇用契約を含む関連する契約および権利義務などウルソ原薬製造に係るすべての医薬品製造事業を、会社分割により本特別目的会社に承継の上、田辺三菱製薬が保有する本特別目的会社の全株式をICEに譲渡します。

  1. 3譲渡の日程
2021年10月13日 株式譲渡契約締結
2021年11月末 特別目的会社の設立
2022年5月2日 特別目的会社をICEへ譲渡（予定）
  1. 4当事会社およびいわき工場の概要
田辺三菱製薬株式会社
本社 大阪市中央区道修町三丁目2番10号
代表者 上野裕明
資本金 500億円
売上高 3,778億円（2021年3月31日現在）
事業内容 医薬品の製造、売買および輸出入
従業員数 6,728名（連結ベース、2021年3月31日現在）
株式会社エーピーアイ コーポレーション
本社 東京都千代田区内神田一丁目１３番４号
代表者 喜多代秀樹
資本金 40億円
売上高 170億円（2021年3月31日現在）
事業内容 医薬原薬・医薬中間体・治験薬製造受託品・R&D受託品・化成品等の製造販売
従業員数 449名（2021年4月1日現在）
製造拠点 いわき工場、吉富事業所、黒崎工場
株式会社エーピーアイ コーポレーション　いわき工場
所在地 福島県いわき市常磐三沢町傾城作1-2（常磐鹿島工業団地内）
工場長 上原成慶
従業員数 64名（2021年4月1日現在）
ICE Group S.p.A and other group companies
本社 Via Sicilia, 8/10-42122Reggio Emilia–ITALY
代表者 Agostino Barazza
資本金 120,000EUR
売上高 約250百万EUR（2020年12月31日現在）
事業内容 ウルソデオキシコール酸および胆汁酸誘導体の製造

報道関係者からのお問い合わせ先

田辺三菱製薬株式会社 コミュニケーションクロスローズ部　TEL：06-6205-5119

株式会社エーピーアイ コーポレーション　管理部 総務人事Ｇ　TEL：03-5217-7170

ニュース2021年に戻る

このサイトでは、より良いコンテンツの提供を目的にクッキーを使用しています。サイトの閲覧を続けることでクッキーの使用に同意したことになります。
プライバシーポリシー