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ニュースリリース 進行性固形腫瘍を対象に MT-4561の第1/2相臨床試験を開始
2025年6月13日
田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:辻村明広、以下「田辺三菱製薬」)は、進行性固形腫瘍の患者を対象としたMT-4561の第1/2相臨床試験を米国にて5月に開始しました。
MT-4561は、さまざまながん移植モデルや患者由来の細胞で持続的な抗腫瘍効果を発揮する新規のBRD4(ブロモドメイン含有タンパク質4)分解誘導薬です。BRD4はがん関連遺伝子の転写を促進する働きがあり、BRD4の分解により急速なアポトーシス誘導と転写依存性のがんの死滅が起こされる可能性があります。
第1/2相臨床試験(NCT06943521)は、進行性固形腫瘍の患者を対象とした、多施設共同、オープンラベル試験であり、MT-4561の安全性、忍容性、薬物動態学、薬力学、有効性を評価する試験となります。
第1/2相臨床試験は、複数の施設で3つのパートに分かれて実施され、第1パートは、MT-4561を週に1回静脈内投与し、1サイクルを28日として、有害事象の発生数と用量制限毒性(DLT)の発現率等を評価します。第2パート(投与量最適化)および第3パート(薬物相互作用)の詳細および投与量は、パート1の結果のレビュー後に具体化していきます。
田辺三菱製薬は、これまでに培った研究開発力を活かして、アンメットメディカルニーズに応える研究開発に取り組んでおり、がんに苦しむ患者さんへ新たな治療選択肢をお届けできるよう努めてまいります。
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