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Diversity Talk

子育て中のママさん社員に、
仕事への想い、仕事と家庭の両立、
今後のキャリアなどを語り合ってもらいました。

※本記事の所属・内容は取材当時のものです。

  • MR
    2004年入社
    農学部
    農芸化学科卒
    MRとしてキャリアを重ね、2度の産休・育休を経て、現在、地域の拠点病院も含めた開業医を担当、短時間勤務MR。
    子どもは2人(2歳と5歳)
  • 開発
    2005年入社
    薬学研究科修了
    臨床開発モニター、臨床計画を経て、現在、研究・開発プロジェクトを総合的に管理する部署で候補品の上市をめざす。
    子どもは1人(4歳)
  • 研究
    2008年入社
    農学生命科学研究科修了
    創薬研究者として基礎研究に従事。現在は治療薬候補品の導入・協業評価と、マネージメント面から自社プロジェクトを推進する。
    子どもは2人(4歳と6歳)
  • 人事
    グループマネジャーグループマネジャ
    1997年入社 薬学部卒 研究所での勤務を経て、採用担当して人事部へキャリアチェンジ。その後、人事部において幅広く実務を経験し、2017年から人材育成・ダイバーシティ推進のマネジャー。現在は育薬本部人事担当マネジャー。
    子どもは2人(小3と中2)

TALK 1

入社時、ワークライフバランスを意識した?

人事
今日は、お子さんをもつ女性社員の方々に集まっていただきました。
みなさんは、入社時から「女性の働き方」や「長く勤めること」を意識していましたか?
研究
両親が共働きでしたし、なりたかった研究職の仕事に就けたこともあり、当時から辞めるという選択肢はありませんでした。
開発
特に意識するということはありませんでした。でも、女性の先輩が、結婚後や出産後もさまざまな工夫をしながら働いているのを見るうちに、長く働くことを特別なことと考えないようになりました。
MR
MRという仕事は、患者さんの役に立てる尊い仕事だと感じこの仕事を選びました。でも、実は入社当初は、そこまで長く働ける仕事だとは思っていませんでした。
人事
意識が途中で変わった?
MR
MRとしてずっと働きたいと思うようになったのは、第二子の妊娠がわかった時です。第一子の育児休暇明けから一年も経たない頃だったことや夫の転勤が決まったこともあり、退職しようと思いました。またお休みするのを申し訳なく思って。
ところが、上司にそのことを報告すると「きちんと働いて成果を残しているのだから堂々と休みなさい」と言ってくれました。そのことがきっかけで長く働いて会社に貢献したいと思うようになりました。
研究 開発
わぁ~。 よかったね!
MR
はい。それで第二子出産後、主人の転勤先の栃木県の営業所で復職しました。
人事
「配偶者同居運用ガイドライン」を活用したのかしら?これは、一定の条件を満たしていれば、配偶者の居住地付近の営業所への異動を希望できる仕組みですが。
MR
残念ながら、その時はまだなかったんですよ。でも今は、この制度を活用しているMRさんが全国的に増えてきたと聞いています。実際のところ、MRは医師のスケジュールに合わせて活動するため、はじめは子どもがいるとできない仕事だと思っていました。でも一人目を産んだ後、働き方を工夫すれば大丈夫だとわかりました。いつだったか、就職活動中の女子学生の方から「女性MRは一生独身を貫かないといけないって本当ですか?」と聞かれ、笑ってしまいました。そんなことはありませんよ!
全員
笑!

TALK 2

出産・育児へのまわりの理解

人事
ライフイベントが働き方に直結しやすい女性が働き続けるには、まわりの理解や協力が欠かせません。
いかがでしたか?
研究
私は、育休中、ずっと家にいることが向いてないと感じて。子どもはかわいいけれど、はやく復職したいと思っていました。夫に相談すると「じゃあ、俺が代わりに育休をとるから」と言ってくれて。
開発 MR
えっ! すごい。
研究
上の子も下の子も、育休3カ月で復職しました。夫が“主夫”になった初日、私が帰宅すると「主婦って大変なんだな」と言われ、わかってもらえてちょっと満足しました(笑)。
人事
実は私は、自分が妊娠した時に、辞めようか迷ったことがあります。すると職場の先輩(男性の研究員)が「子どもを産んだことも、両立もしたことないんだから、一回やってみたら」と言ってくれて。そうか、ダメだったらその時考え直せばいいと思い直し、その方のなにげない言葉に救われました。
研究
研究所って、そういう雰囲気があると思います。仕事でも、どうしようかと迷っていると「いいじゃん、やれば」と背中を押してくれます。
開発
私の部署も、少し上の世代の方が切り拓いてくださったおかげで環境がよく、妊娠・出産した後も、戻ってきて仕事ができそうだなと感じました。実際、出産前後で同じ部署・グループに配属となり、スムーズに復職できたと思います。
MR
私は所属する支店内では復職MRの第一号。どんな病院を担当するのか、短時間勤務で働けるのか不安でいっぱいでしたが、営業所の方々が復職前にやりがいも実績も出せる担当先を考えてくださっていました。そのおかげで、短時間勤務であっても意欲をもって働けます。
人事
最近は、出産・育休を理由に退職される方はいないですよ。復職率は100%です。
全員
そうなんですね! 育児休業をとったら復職するのが当たり前という雰囲気ですもんね。
研究
数年前に、育休中に旦那さんが海外転勤になったので、やむをえず退職された方がいたような?
人事
そう、グローバル化に伴ってそういうケースが過去にあり残念に思いました。それで、2016年には、配偶者の海外転勤に伴う休職制度もできましたよ。
全員
そうなんですね! 働き続ける上での課題を解決するために、制度として整ってきていますよね。

TALK 3

女性が活躍できる環境の整備

人事
田辺三菱製薬は、社員がライフイベントと仕事を両立しながら活躍できるよう、
さまざまな制度の整備を進めています。
MR
おかげで、ママさんMRも多くなってきたと思います。「田辺三菱製薬女性MR向上委員会」という全女性MRで構成する組織があって、そこで「こうした方が働きやすい」と提案したものが、実際に制度化されて、どんどん働き方が変わってきています。例えば、登録すれば営業車にチャイルドシートを設置できます。朝、営業車で子どもを保育所に送って、そのまま取引先に向かうことができ、時間も有効に使えます。
人事
チャイルドシート登録をしている方の1/3は男性。イクメンも増えています。
MR
もう一つありがたいのは、産休・育休を取得する期間だけ、休む人に替わってMR活動をしてくれるコントラクトMRを派遣してもらえる制度です。他の方の仕事量を増やすことなく休みを取得することができ、楽な気持ちで休めるようになったと思います。
研究
研究所は特定のお客さまがいるわけではないので、プロジェクトを進めるスタッフ同士で仕事をカバーしています。それに産休中は、貸与されたモバイルパソコンで、会社の状況を確認でき、スムーズな復職へもつながります。復職前に「間もなく職場復帰します」とメールを送ったら、「君の劇的な変化に比べて、残念ながらこっちはあまり変わっていないから」と返信が(笑)。
開発
今、私の部署では在宅勤務も活用しています(※在宅勤務は、テレワーク勤務制度として全職種を対象に実施中)。普段なら通勤電車に乗っている時間も仕事ができますし、業務が終わった5分後には夕飯の支度にもかかれ、時間が有効活用できます。また、作業を中断されることがないため、より集中して、より効率的に仕事に取り組むことができます。
研究
確かに、研究所でないとできない実験などは研究所で、調べ物やレポートはテレワークでもできますしね。制度を上手く活用すれば、効率が上がると思います。
人事
私も、昨日は終日テレワークを活用しました。夕方、子どもが帰ってきた時に在宅できて、「おかえり」と言えるのがうれしいかな。
研究
お母さんが家にいると、子どもはうれしいですものね。
開発
2016年の10月からは、コアタイムなしのフレックスタイム制も導入されました。フレックスの使い勝手が良くなったように思います。
制度が整っていることだけではなく、それを活用しながら仕事を続けていける、
そういう現状を評価され、2016年5月に女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定で
厚生労働大臣から最高ランクの認定を、業界初でいただきました。

TALK 4

これからについて&メッセージ

人事
女性管理職に話を聞くと、キャリアを積むことができたのは「仕事をまかせてもらえたこと」
「理解ある上司と出会えたから」と言われます。みなさんは、これからなにをめざしますか?
開発
日々葛藤しています。「今日中にここまでやりたい」と思っても、時間との兼ね合いがあるため、次の日に繰り越すか・・・。そのバランスを取っていくのが難しいと思います。上司も「時間的な制約がある分、今はやりたいことを全部できる時期ではないから、折り合いをつけてやっていきなさい。長い目でキャリアを考えたらいい」と言われ、昨日より今日のほうがステップアップできているかな、と。
家庭と仕事の両立を自分が納得のいくかたちで進め、日々の積み重ねを未来につなげたいと思います。
研究
田辺三菱製薬には素晴らしい技術力、発想力があり、助け合い、意見を言い合える環境があります。一方で作った技術がスムーズに次の部署に橋渡しされること、適切な投資がスピード感のある創薬には大切。私は研究所と経営層、研究所と次の開発部署の間をつなぐ人材になり、MTPCの創薬力に貢献できる人材になりたいと思います。 また画期的な新薬を生み出すために、オープンイノベーションを推進する人材を目指します。
人事
女性MRから営業所長をめざす人も増えているのでしょうか?
MR
はい、私もめざしています! 女性はキャリアを考えていないというより諦めざるを得ないライフイベントが多いように思います。子どもが小さいうちは、できることは通常のMRの7割もないかもしれませんが、できるだけ頑張ってやっていきたい。実際、それを評価してくれる人もいます。働く女性のよき相談相手、目標となれるよう、ママMRでも成果を出せることを示していきたいです。
人事
みなさん、頼もしいですね!
最後に、就職活動中の方々にメッセージをお願いします。
MR
ここ数年で制度がグッと整い、ライフイベントがあっても働き続けられ、ますます女性が活躍できる環境が整ってきたと実感しています。制度があっても使えないという話を耳にすることがありますが、田辺三菱製薬はそんなことはありません。これからの女性の活躍は私たちにかかっています。ぜひ、一緒に働きましょう!
開発
女性だけに限定せず、多様な人が働きやすい会社に変わってきていると思います。まさに、ダイバーシティが進んでいるといった感じでしょうか? 長く働けて、キャリアを重ねていける職場だと思います。就職活動中のみなさんが探している自分に適した職場が見つかるよう、応援しています!
研究
製薬業界は厳しい環境にありますが、こういう時こそ環境に左右されず、壁を乗り越えるバイタリティーが必要です。ダイバーシティは組織の強さに繋がる要素であり、女性はその一翼を担うと思います。MTPCには家庭を持ちながら生き生きと働くパワフルな女性が多く活躍していますし、若手に重要な仕事を任せる懐の深さがあります。強い想いを持つ方が活躍できる会社だと思いますよ。みなさんと一緒に仕事をするのを楽しみにしています。