
環境 生物多様性への取り組み
当社グループは、生物多様性を健全に維持・保全することが事業を持続的に進めるうえで重要であると認識しており、環境負荷の低減、遺伝資源の適正な利用、自然・社会との共生、社内意識の向上などの幅広い活動を通じて、生物多様性の維持・保全に取り組んでいます。また、環境中期行動計画21-25において、生物多様性の保全に関する目標を立て活動に取り組んでいます。
事業活動と生物多様性との関わり
事業活動と生物多様性との関わりを把握し、その保全を進めることは重要です。そのため、当社グループでは、バリューチェーンにおける環境への負荷を資源の利用(IN)と廃棄物や副生物の排出(OUT)の双方向から把握することに努め、事業の生物多様性に対する影響や依存への理解を深めています。また事業活動で発生する環境負荷の把握と評価を行い、各拠点とも連携して環境負荷の低減に取り組んでいます。
当社事業と生物多様性の関係性マップ

- ※企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の「企業と生物多様性の関係性マップⓇ」を参考にして作成
生物多様性と自然環境の保全活動
生物多様性や自然環境の大切さの理解とその保全を目的として、当社グループはこれまで東京グリーンシップ・アクション※1および生駒山系花屏風活動※2に参加しています。この活動は自然環境保全への意識を高めるだけでなく、当社グループのコミュニケーション促進の機会となっています。
- ※1東京都が企業やNPO法人 自然環境アカデミーと連携して里山保全地域で行う自然環境保全活動。当社は2006年から継続して参加しています。
- ※2大阪府主催の環境イベント。当社は2009年度から継続して参加しています。
2024年度の取り組み
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東京グリーンシップ・アクション
2024年5月、東京都八王子市にある里山保全地域「八王子滝山里山保全地域」で、従業員と家族18人が参加し、田植えのボランティアを行いました。
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生駒山系花屏風活動
2024年11月、大阪府東大阪市の額田山をハイキングしながらの植樹・清掃活動に、従業員と家族38人が参加しました。




台湾田辺製薬 新竹工場では、環境保全活動の一環として、工場内および周辺公共歩道において、長年にわたり、緑化および美化活動を実施しており、2024年度は102本の植樹を行いました。これら一連の活動に対し、北区産業園区より高く評価いただき、昨年度感謝状を授与されました。また、新竹県政府主催の「ビーチクリーンアップ活動」では、本活動に継続して参画し、海洋汚染防止へ尽力してきたこれまでの功績が評価され、昨年度新竹県政府より感謝状を授与されました。


環境保全活動推進キャンペーン
生物多様性の保全活動をより一層推進するため、2017年度より環境保全活動推進キャンペーンを実施しています。このキャンペーンでは、当社オリジナルの「For the Environment」マフラータオルを参加者に配付し、全社一丸となって環境保全活動を推進しています。清掃活動を通して、まちの美化やプラスチックごみなどの海洋流出による環境汚染の防止に取り組んでいます。
- 第45回 クリーン作戦(吉富工場)
- 地域貢献の一環として、吉富工場では「クリーン作戦」を毎年継続して実施しています。2024年度は従業員と家族144人が事業所周辺一帯の清掃を行い、ペットボトルを含む可燃物、ビン・ガラス類など500kgを回収しました。

