社会 > 患者さん・医療関係者の皆さまとともに 情報提供

MRによる情報提供と情報収集

当社グループは、国内に約1,500人のMR(医薬情報担当者)を有しています。MRは全国の医療従事者への情報提供を通じ、患者さんに最適な薬剤を届けるべく活動しています。

MRの重要な役割
  • 医薬品の適正使用に関わる安全性情報および科学的根拠のある学術情報の伝達
  • 研究開発の段階では得られなかった有効性や安全性などの情報収集とその結果に基づいた評価などを報告

また、当社ではさらに専門性の高い情報が必要な医薬品については、領域専門担当者を設置して対応しています。

セミナーの開催を通じた情報提供

当社は、疾患啓発セミナーやイベントを通じて、患者さんや社会に対して、疾患に対する理解を深め、快適な生活を送るために役立つ情報を提供しています。

「日経健康セミナー21」

2019年11月に、当社協賛による日経健康セミナー21『あなたに知ってほしい。慢性腎臓病(CKD)のことを。』(主催:日本経済新聞社、後援:NPO法人日本腎臓病協会)を開催しました。
当日は、専門医による講演と、パネルディスカッションの2部構成で行われました。
講演では、CKDの症状や経過などに加え、早期に見つけられるポイントや腎臓病の克服に向けた日本腎臓病協会の取り組みなどが、わかりやすく紹介されました。 パネルディスカッションでは、会場の皆さんからの質問に、医学的観点からコメントをいただきながら、CKDの早期発見が重要であること、検尿や血液検査など簡便な方法で病気を発見できること、腎機能維持のために日常生活で気を付けることなど、有意義な情報提供が行われました。
なお、本セミナーの内容は日本経済新聞夕刊に、後日掲載されました。

「日経健康セミナー21」

「ジャパン 世界乾癬デー フォーラム2019~つながろう~」

10月29日の世界乾癬デー関連イベントとして、INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会が主催する「ジャパンWPDフォーラム2019~つながろう」に協賛しました。
当日は、乾癬だけでなく、「皮膚」に関する難病の紹介、治療に関するエピソードを専門医にご解説いただき、乾癬患者さんと医師とのパネルディスカッションでは、日頃の悩みに関する質疑応答や、さまざまな患者さんの体験談が紹介されました。
メディアの取材も多数あり、世界乾癬デーの目的である「意識の向上と正しい理解」や「乾癬を知らない人にも認知」していただける有意義なセミナーとなりました。
当日は、主会場の東京会場と、札幌、宇都宮、福岡のサテライト会場を結んだライブ中継で、イベント内容を視聴者に見ていただきながら、TwitterやYou Tubeで送られてきた質問に回答を行いました。

セルフメディケーションのための情報提供

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」(WHO定義)です。日本においては、平均寿命の伸長などにともなう国民医療費の高騰により、その重要性が浸透しています。
当社では皮膚領域において、皮膚の悩みを抱える多くの方が、自分の症状を正しく知り、少しでも早く治せるよう、テレビCMやWebサイトを通じてさまざまな啓発活動を行っています。中でも「ヒフノコトサイト」では、医師や薬剤師などの専門家の監修をもとに情報を提供しています。
また、消化器領域では、当社HP内の製品サイトを通じて、ストレスなどによって腹痛を伴う下痢・便秘を繰り返す疾患である過敏性腸症候群(IBS)の症状をわかりやすく漫画形式で紹介しています。また生活習慣改善のポイントなどセルフメディケーションによる改善にむけた啓発をしています。

「ヒフノコトサイト」 

※参考 「ヒフノコトサイト」 
ユーザー数:135万人(2019年度)
URL https://hc.mt-pharma.co.jp/hifunokoto/

海外における営業活動について

当社グループは、当社の医薬品を適正にご使用いただくため、米国、欧州では英国・ドイツ・オーストリア・スイス、アジア地域では中国・韓国・台湾・インドネシア・タイにおいて海外現地法人を通じた適正使用の情報提供に努めています。医薬情報提供活動に携わるMR(医薬情報担当者)は、医療機関等への訪問、関連学会への参加、専門医の方々との意見交換、最新の学術情報の提供を通じ、医療関係者の方々の診療に貢献できるよう、日々活動しています。

米国での活動

2017年5月、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬「ラジカヴァ」が承認され、8月より米国現地法人ミツビシ タナベ ファーマ アメリカより販売となりました。「ラジカヴァ」を処方される患者さんを支援することを目的に「サーチライト サポート」を創設し、「ラジカヴァ」を処方される患者さんそれぞれに合わせ治療管理、保険償還サポートを含むプログラムを提供し、ALS患者さんをサポートしています。
また、ご家族がALSの診断を受けた青少年に対し、写真、グラフィック、詩などのアートを通じて、自身の経験を広く共有するプログラム「ALSO US」の実施や、ALS Walkをはじめとしたチャリティイベントへの後援・参加を通じて、ALS患者さんや、ご家族をサポートする団体の活動も広く支援しています。

中国での活動

2019年7月、ALSの治療薬エダラボンの適応症について承認を取得しました。中国における承認申請は中国現地法人である田辺三菱研発(北京)を通じて実施しました。販売については中国現地法人である天津田辺製薬有限公司が実施する予定です。
エダラボンについては、2019年9月には同製品でのブラジルを対象国とした販売等の実地権に関するライセンス契約を提携先(第一三共株式会社)と締結しました。当社グループは、エダラボンの価値最大化に向けて、展開国の拡大を図るとともに、新規投与経路として経口剤の開発を進めていきます。本契約によって中南米におけるエダラボン販売の足がかりになるものと期待しています。
当社グループは、ALSと闘う一人でも多くの患者さんへ、ALSの治療薬としてエダラボンをお届けできるように努めてまいります。

Webサイトを通じた情報発信

当社は、以下に関する健康支援サイトを開設しています。

  • 関節リウマチ
  • クローン病
  • 潰瘍性大腸炎
  • 乾癬
  • 強直性脊椎炎
  • ベーチェット病
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  • 脳梗塞
  • 多発性硬化症
  • 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症
  • 肝機能障害
  • 慢性腎臓病
  • 睡眠障害
  • ワクチン
  • 爪白癬
  • 湿疹・皮膚炎

当サイトでは、これらの病気の症状や診断、治療などについて、多くの方々に疾患に対する正しい理解の浸透や治療の大切さ、患者さん、ご家族の日常生活をサポートするお役立ち情報をイラスト等も交え、わかりやすく紹介しています。
また、医師、薬剤師などの医療関係者から、患者さんやご家族に紹介していただけるように、健康支援サイトの情報をまとめたリーフレットも作成しています。
健康支援サイトへの2019年度の訪問者総数は約1,036万人でした。

「くすり相談センター」での情報提供

当社は、患者さん、医療関係者(医師、薬剤師、特約店他)からの問い合わせに直接応える窓口として「くすり相談センター」を設置しています。特に患者さんにとっては唯一の企業情報提供窓口であり、「誠実・正確・迅速」をモットーに、医療行為に踏み込まないよう留意しつつ、わかりやすい情報提供を心掛けています。「くすり相談センター」のスタッフは、問い合わせの真のニーズを把握し、より満足いただける対応ができるよう、スキル向上のため日々研鑽しています。
くすり相談センターでは年間5万件以上の多岐にわたる問い合わせに対して、医薬品の基本情報や社内のQ&Aシステムを活用しながら、自社製品の適正使用に関する情報を提供しています。
「くすり相談センター」に寄せられた副作用をはじめとする安全性や品質に関する顧客からの貴重な情報を社内で共有し、製品の信頼性向上や改良、これからの新薬創製に反映させるよう取り組んでいます。
近年、患者さん、医療関係者の情報入手経路の多様化やデジタル技術の進展により、製薬業界においても電話での問い合わせ比率は低下傾向にあり、有人チャネル以外での情報提供の比率が高まっています。当社でも、Webサイトを通じて提供する製品Q&Aの質的充実・量的拡大を図るとともに、より高いレベルで顧客ニーズに応えられる情報の提供に努めています。
今後も、時代の変化へ柔軟に対応するとともに、「誠実・正確・迅速」に医薬品の適正使用情報を提供することで、患者さんの健康増進に寄与していきます。

製品情報お問い合わせ AIチャットボット「たなみんmed」導入

2020年2月、医療関係者の利便性向上に向けて、当社の医療関係者向けWebサイトにAIチャットボット「たなみんmed」を導入しました。

医療関係者が文章を入力すると、その意味をAIが認識し、約160品目にわたる当社製品の中から該当する製品情報に誘導し、回答を表示します。これにより、24時間365日、簡便かつ迅速に医薬品情報にアクセスしていただくことが可能となりました。

AIチャットボット「たなみんmed」
(2020年2月12日、ニュースリリース)
たなみんmed
くすり相談センターへの問い合わせ件数推移
  • 注)2018年度より一部製品の販売を他社に移管したため件数が減少。当社WebサイトQ&Aへのアクセスが増加傾向にある。
くすり相談センターへの問い合わせ内容
  • ※1MR呼び出し、講演会、研究会などに関する事項、ドーピング等
  • ※2窓口間違いによるフリーダイヤル案内