社会 > 地域社会とともに 医療・福祉への貢献

生命関連企業として、事業活動に加え、さまざまな形で医療アクセスなど医療・福祉における課題の解消に取り組んでいます。

難病の患者さんとその家族への支援

田辺三菱製薬 手のひらパートナープログラム

当社は難病に対する新薬の開発に取り組むとともに、病気に苦しむ患者さんやご家族への支援を行うことも大切な使命であると考え、2012年に「田辺三菱製薬 手のひらパートナープログラム」を創設しました。難病患者団体、およびその支援団体の療養、就学、就労等、生活の質(QOL)向上のための活動を助成しています。2019年度は19団体に助成を行いました。
2019年10月3日(本社)と10月7日(東京本社)に開催した2018年度「田辺三菱製薬 手のひらパートナープログラム」助成団体(16団体)による助成事業報告会では、当事者にとっての課題とその解決策について活発に意見交換がなされました。患者さんやそのご家族の暮らしは、病気と闘うだけでなく、かけがえのない人生の日々そのものです。このプログラムが皆さんの闘病を支えるとともに、一人ひとりの生きがいや未来に向けた夢や希望を叶えるための一助となることを願い、支援を継続していきます。
2020年度は15団体に助成を行います。

助成事業の報告会の様子(本社)
フリーディスカッションの様子(東京本社)

助成先など詳細については、「田辺三菱製薬 手のひらパートナープログラムHP」をご覧ください。

ALSの患者さんとその家族等への支援(米国)

ミツビシ タナベ ファーマ アメリカ(MTPA)は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の啓発/認知度向上を目的にさまざまなチャリティウォーキングイベントに協賛・参加しています。2019年度は、合計175回以上のウォーキングイベントに協賛し、100回以上のウォーキングに参加しました。参加したイベント数は2018年度と比べ2倍以上となりました。
MTPAは、ALSの認知度向上やALS患者さん、ご家族をサポートすべく、ALS患者団体(The ALS Association)と協力して、さまざまな助成活動(ALS教育シンポジウム、介護者向けプログラム、医療関係者への支援とケアサービスへのサポートなど)を実施しました。
さらに、2019年度は新たに、家族にALS患者を持つ未成年の介護者が、映像、絵画、詩などのアートを通じて自身の経験を広く共有するプログラム「ALSO US™」を開始しました(https://www.alsousart.com/)。参加者5人が本プログラムのもとアートに取り組み、その作品はALS患者団体のイベント等で披露することで、ALSの啓発に貢献しました。

これらの取り組みを通じて、MTPAは難病と闘う患者さんとそのご家族を支援していきます。

チャリティウォーキングイベント
チャリティウォーキングイベント

“世界ルー・ゲーリック病(ALS)患者の日" 記念イベントへの参加(韓国)

2019年6月19日、ミツビシ タナベ ファーマ コリア(MTPK)は、患者さんと家族、来賓およびボランティアの皆さんと一緒に“世界ルー・ゲーリック病(ALS)患者の日" 記念イベントに参加しました。参加を通じて、改めてルー・ゲーリック病患者さんの現状、福祉政策の改善の必要性を確認できました。また、ルー・ゲーリック病のリレー寄付キャンペーンとして「アイスバケツチャレンジ」をMTPK有志で行い、平素の営業活動では経験できない、患者さんと一体感のある時間を過ごしました。

アメリカのプロ野球選手Lou Gehrigが罹患したことからルー・ゲーリック病と呼ばれている。筋萎縮性側索硬化症(ALS)ともいう。

アイスバケツチャレンジに挑戦(MTPK 営業本部有志)
アイスバケツチャレンジに挑戦(MTPK 営業本部有志)

病気と闘う子どもたちを応援する活動

当社は、NPO・NGOへの支援を通じて、病気と闘う子どもたちとそのご家族を応援する活動を行っています。

チャリティイベント「大阪グレートサンタラン」への参加

当社は、病気と闘う子どもたちへのチャリティイベント「Osaka Great Santa Run(大阪グレートサンタラン)」に2014年より協賛しています。
2019年12月8日に開催されたイベントには、ボランティア兼ランナーとして、従業員とその家族14人が参加。ランナーとして約5kmを激走した後、配布ボランティアに早変わりし、当社製品のアスパラドリンク約3,800本を参加者の皆さんに提供しました。

大阪グレートサンタランとは、サンタクロースの衣装を着て、大阪城公園を楽しく走って、参加費の一部で病気と闘う子どもたちへクリスマスプレゼントを贈るチャリティイベントです。クリスマスプレゼントは、大阪府下を中心とした病院の子どもたちに届けられます。

ボランティアメンバーとともに
ボランティアメンバーとともに
一人ずつ手渡しで配布
一人ずつ手渡しで配布

マラソンを通じた「TSURUMIこどもホスピス」への支援

大阪市鶴見区にある「TURUMIこどもホスピス」(TCH)は、世界で最初の子どもホスピスである英国の「ヘレン&ダグラスハウス」の理念に共感して作られた日本初のコミュニティ型子ども向けホスピスです。2019年12月1日に開催された大阪マラソンに、TCHのチャリティランナーとして、社内募集で選ばれた従業員6人が参加しました。当日は、有志応援団の励ましの声を受けて、全員が完走。チャリティランナーの想いに賛同して集まった従業員による寄付金は、すべてTCHに寄付されました。2020年度も引き続き、TCHのチャリティランナーとしてTCHの活動を応援します。

手作り応援旗とともに応援
手作り応援旗とともに応援
笑顔でハイタッチ
笑顔でハイタッチ

こどもホスピスと小児緩和ケアの普及啓発活動支援

NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトは、生命を脅かす病気を持つお子さんとそのご家族を支えるための”こどもホスピス”の普及啓発を行っている団体です。小児緩和ケアの啓発を行いながら、2021年の「横浜こどもホスピス」開設をめざして活動しています。

2019年11月23日と2020年2月11日に開催されたNPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトのイベントに、ボランティアスタッフとして当社従業員20人が参加しました。当社は、2018年より当団体のイベント運営ボランティアに継続して参加しています。このイベントへの参加を通じて、重い病気と闘うお子さんやご家族へのサポートの重要性を知る良い機会となりました。

(横浜こどもホスピスプロジェクト事務局の声)

シンポジウムなどイベントを開催するたびに、新たな出会いやつながりができ、団体の活動が大きく前進するように感じます。そして何よりも、継続的に支えてくださっている皆さまが私たちの原動力です。今後も引き続き、私どもの活動を見守り支えていただけたら嬉しいです。

ボランティアメンバーとともに
ボランティアメンバーとともに

また、2019年5月11日には、参加費全額がNPO横浜こどもホスピスプロジェクトに寄付されるというファンドレイジングイベント『東京Yamathon』に参加しまた。当日は従業員のイベント参加に加え、当社製品のアスパラドリンクを1,000本提供し、ランナーの皆さんに配布しました。
さまざまな取り組みを通じ、2020年度も引き続き、当団体を応援していきます。

ヤマソンは、12時間以内にJR山手線の全29駅を3人または4人一組のチームで歩いて制覇するファンドレイジング・チャレンジです。

ヤマソン参加の従業員とともに
ヤマソン参加の従業員とともに

開発途上国の小児緩和ケアへの支援(インドネシア)

ジャカルタ郊外にある医療の手が行き届かない地域には、深刻な病気に苦しむ子どもたちがいます。2019年度、ミツビシ タナベ ファーマ インドネシア(MTID)は、すべての子どもたちに平等に緩和ケアサービスが提供されることを願い、従業員と会社がマッチング募金を実施し、インドネシアで緩和ケアの先駆者となってきたNGO団体Rachel Houseに1000万ルピア(約7万円)と自社の麻酔薬を寄付しました。また、子どもたちが保険医療サービスを受けるために緩和ケアクリニックへ行く際には、従業員がボランティアとしてサポートしています。MTIDは、深刻な末期の病気と闘う子供たちを今後も支援していきます。

Rachel Houseは、社会から取り残された地域で、深刻な病気に苦しむ子どもたちに、専門的な医療(在宅緩和ケア)を無償で提供しています。また、医療従事者や地域社会に緩和ケアのスキルや知識を教育し、必要とされている人々にケアを提供しています。

贈呈式の様子
贈呈式の様子

チャリティイベント“Lake District 5 Peaks Challenge”への参加(イギリス)

2019年8月10日、イギリスの湖水地方で行われたチャリティイベント「Lake District 5 Peaks Challenge」に、ミツビシ タナベ ファーマ ヨーロッパ(MTPE)の従業員14人(チーム名:Mit5upeakers)が参加しました。MTPEと田辺三菱製薬グループの従業員、ならびにその友人と家族からの寄付に加えて、バザーの収益により、目標の5000ポンド(約65万円)を超える募金が集まったことをとても嬉しく思います。このイベントへの参加を通じて、集まった募金を国際児童基金(UNICEF)に寄付することができました。
イベント当日の湖水地方の天気は、大雨、雷、強風で、視界を確保することも困難な状況でした。そこでイベントの主催者は参加者の安全を確保するため、当初予定していた山頂への登頂を中止にしました。代わりに、私たちは、豪雨のなか山の麓から中腹にかけて24kmのハイキングに挑戦しました。私たちは鮮やかなオレンジ色のMit5upeakers Team Tシャツを着て、お互いを助け、励ましあいながら、全員で無事に歩き終えることができました。
このイベントを通じて、私たちは互いの距離を縮め、チームワークを高めることができました。MTPEは、来年以降もこうしたイベントに参加し続けたいと考えています。

イギリスでは、「ロンドンマラソン」をはじめとして、スポーツイベントでは、チャリティ団体への寄付が必ずといって良いほど募集されます。また、チャリティ団体へ寄付することで参加権が得られるイベントもあります。

24kmのハイキング
チームMit5upeakers
チームMit5upeakers

「こどもの国」への医薬品寄贈

2019年6月3日、当社は企業市民活動の一環として、横浜市の「こどもの国」にOTC医薬品等を寄贈しました。「こどもの国」は、多摩丘陵に広がる約100ヘクタールの雑木林をそのまま生かした自然の遊び場です。1959年の皇太子殿下(現上皇陛下)のご結婚を記念して1965年に開園しました。当社は、1971年から48年間継続して、こどもの国へOTC医薬品等を寄贈しています。
贈呈式当日は、鈴木副園長より、「当園は、子供たちが自然の中で伸び伸びと遊べることが特徴です。その分、子供たちの怪我も多く、御社からいただく医薬品を大いに活用しています。」と感謝の言葉をいただきました。
こどもの国創立50周年に当社が寄贈した「ジュルとチッチの家」は、来園記念の撮影スポットとして喜ばれているそうです。

OTC医薬品を寄贈
OTC医薬品を寄贈
当社寄贈の撮影スポット「ジュルとチッチの家」
当社寄贈の撮影スポット「ジュルとチッチの家」

献血活動

日本赤十字社によると、日本国内で輸血を受けている患者さんは1日あたり約3,000人。使用する血液は人工的に作ることも長期保存することもできないため、必要量を確保するには、1日あたり約1万3,000人の方に献血のご協力をいただく必要があると言われています。病気やけがなどで輸血を必要としている患者さんの尊い生命を救うため、血液は大切です。当社グループでは、本社をはじめ各事業所において、日本赤十字社の献血活動に積極的に協力しています。また、海外では、ミツビシ タナベ ファーマ インドネシアのバンドン工場で、インドネシア赤十字社と連携して年4回献血を実施しています。
2019年度は、国内海外あわせて延べ530人を超える従業員が献血に協力しました。

吉富事業所での献血の様子
吉富事業所での献血の様子
ミツビシ タナベ ファーマ インドネシアでの献血の様子
ミツビシ タナベ ファーマ インドネシアでの献血の様子

開発途上国への貢献

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)への参画

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、開発途上国の人々を苦しめるマラリア、結核、顧みられない熱帯病などの感染症に対する新薬創出を促進するために設立された日本初の官民パートナーシップです。
当社はグローバルヘルスに貢献するというGHIT Fundの趣旨に賛同し、GHIT Fundの第1期(2013年度~2017年度)活動への資金拠出に続き、第2期(2018年度~2022年度)活動についても資金拠出を行っています。また、GHIT Fundを通して研究機関に当社の医薬品化合物ライブラリーを提供し、マラリアや顧みられない熱帯病の医薬品探索の共同研究を行っています。これからも、開発途上国の感染症治療への貢献をはじめ、世界の人々の健康に貢献していきます。

TABLE FOR TWO(TFT)

TFTは、開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む日本発の社会貢献活動です。社員食堂で肥満を防ぐ低カロリーメニューを喫食するごとに、代金の内20円がTABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカなどの開発途上国の学校給食費に充てられます。20円は開発途上国の給食1食分の金額です。
当社グループでは、2014年より、本社と加島事業所の社員食堂に「TABLE FOR TWO(TFT)プログラム」を導入しています。また、各事業所には、ドリンクを購入すると売上の一部が開発途上国の子どもたちの給食に生まれ変わる「TFT自動販売機」を設置しています。気軽に参加でき、開発途上国の子どもたちと私たちが同時に健康になることができる取り組みとして、従業員に好評です。2019年度は300,016円を寄付し、活動開始以来、寄付総額は950,000円を超えました。寄付により提供される学校給食は、子どもたちの飢餓を解決するだけではなく、就学率や学業成績の向上、子どもたちの基礎体力向上と病気予防につながる効果も期待されており、貧困解決のために重要な役割を担っています。今後も引き続き、開発途上国の子どもたちの飢餓と貧困解決に向けて、取り組みを推進していきます。

TFT https://jp.tablefor2.org/

TFTのしくみ
TFTのしくみ

2019年度 TABLE FOR TWOプログラム参加による給食寄付実績(1食20円換算)

TFTメニューによる寄付 TFT自販機による寄付 合計
104,520円
(5,226食)
195,496円
(9,775食)
300,016円
(15,001食)
ヘルシーなTFTメニュー
ヘルシーなTFTメニュー
TFT自動販売機による支援も実施
TFT自動販売機による支援も実施
TFT大阪報告会開催

2019年7月8日、TFT主催で、TFTの活動に賛同する企業、団体、学校の代表者が集まり、各団体のTFTの取り組みに関する報告会が当社の本社3階会議室で開催されました。報告会では、当社がパネラーとして、加島社員食堂での取り組みのほか、健康経営施策の一環として実施した「チャリティウォーキングイベント」について報告しました。当イベントは、所属部署ごとにチームを組んで、期間中にウェアラブルデバイスを持って歩いた歩数を金額換算し、TFT(3つの寄付対象団体のひとつ)に寄付するというものです。消費したエネルギー分が、飢餓に苦しむ子供たちへの支援となるということで、参加した皆さんに興味を持っていただきました。

報告会の様子
報告会の様子
パネラーとして報告
パネラーとして報告

ワクチン支援「せかワクぶっく」への参加

当社グループは、2014年より開発途上国の子どもたちへのワクチン支援活動「せかワクぶっく」に参加しています。「せかワクぶっく」とは、不要となった本・CD・DVD等を寄付することで、その売却代金が「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付され、六大感染症などのワクチンにかえて開発途上国の子どもたちに届けられる国際貢献活動です。ポリオワクチンは1人分わずか20円。本棚に眠っている本1冊で2人の子どもを守ることができます。
2019年度は、従業員による寄付品の査定額と会社からのマッチングギフト(同額寄付)をあわせて、総額187,222円、子どものポリオワクチン9、361人分相当となりました。活動開始以来、寄付総額は約140万円、およそ7万人分相当のポリオワクチンになりました。
今後も、医療アクセス支援のひとつとして、開発途上国の子どもたちの健康な生活と笑顔あふれる未来をめざし、この支援活動を続けていきます。

2019年度 「せかワクぶっく」参加による寄付実績

年度 寄付金額 ポリオワクチン概算
従業員 93,611円 4,681人分
マッチング 93,611円 4,681人分
187,222円 9,361人分
「せかワクぶっく」参加
当社のオリジナルポスター
当社のオリジナルポスター

開発途上国への医薬品の寄付

当社は、アフリカ(ケニア)で活動する海外医療ボランティア団体へ自社製品の寄付を通じて、医療の手が行き届かない開発途上国の患者さんの健康に貢献しています。

ペットボトルキャップ回収

各事業所において、社内エコ活動の一環としてペットボトルのキャップ回収を行っています。回収したキャップはその売却益が、社会福祉施設の運営費や開発途上国の子どもたちのワクチンとして活用されます。

障がい者福祉施設の焼き立てパンの販売

加島事業所は毎月、本社と東京本社では、2ヵ月に1度、障がい者福祉施設でつくられた「焼き立てパン・クッキー」の直接販売を行っています。手作りの焼き立てパンは従業員に好評です。福祉施設からも「お客さんの反応を直接感じる機会」として喜ばれています。これからも、購買支援を通じて、障がい者の活躍を応援していきます。

パン販売の日を楽しみにしています(加島)
パン販売の日を楽しみにしています(加島)