
社会 > 患者さん・医療関係者の皆さまとともに プロダクトサプライ本部 本部長メッセージ
世界中の患者さんのために、
高品質な医薬品を安定的に供給します。

執行役員 プロダクトサプライ本部 本部長 田口 賢二
医薬品のサステナブルな安定供給に貢献
プロダクトサプライ本部のミッションは、GMP・GDPをはじめとする各種規制に準拠したフルバリューチェーンを保有し、「病と向き合うすべての人に希望ある選択肢を」お届けするために、高品質な医薬品を安定的に製造・供給することです。近年、パンデミックや紛争、地球温暖化による自然災害、さらには物価上昇や物流課題などグローバルな経済環境において供給不安を引き起こす要因が増大しています。このような環境下で、私たちは①グローバルなサプライチェーンの強靭化②人材の育成③環境への配慮に取り組み、サステナブルな安定供給の実現をめざしています。
グローバルサプライチェーン構築と人材の育成に取り組む
現在取り組んでいるのは、強靭なグローバルサプライチェーンの構築です。国内での出荷制限などのインシデントを最小化し、国内外向け医薬品の安定供給を確保するための対策を強化しています。各種政策動向を踏まえた製品ライフサイクルマネジメントの再構築、多様化するモダリティの特性に応じた物流マネジメント、お取引先様へのアンケートや対話の機会を活用したサプライヤーリレーションシップマネジメントを通じて、効率的な運営とコスト管理による持続可能な事業運営を実現しています。これにより、世界中の患者さんに医薬品を安定的にお届けします。
また、安定供給を実現する人材の育成にも力を入れています。エンゲージメントの高い職場環境のなかで、社員一人ひとりが高い専門性とグローバルな視点を持ち、全体最適思考を意識して協働できるように取り組んでいます。これらの施策によって、部門や地域の壁を越えた連携体制を構築し、広範なネットワークを活用して新たなサプライチェーンの可能性を切り拓く「プロダクトサプライ人材」を育成しています。
組織力を強化し、より正確で迅速なサプライチェーンをめざす
今後の目標は、高品質な医薬品を、より効率的かつ安定的に供給するために、製品ライフサイクルを意識しながら、製造・開発機能を強化することです。さらに、グローバルに広がる取引先と強固なパートナーシップを構築し、安定供給や開発の加速化に貢献していきます。また、人材育成施策を通じて、新製品のサプライチェーンに必要となる新たなスキルやノウハウを獲得すると同時に、リスク感度を高めることで、変化するビジネス環境への対応力を養います。同時に、業務プロセスをサポートするITツールの活用、各システムのデータ連携による「見える化」を促進し、戦略立案と実行の迅速化にも取り組んでいきます。