社会 > 患者さん・医療関係者の皆さまとともに QV本部 本部長メッセージ

医薬品の「安心と信頼」を追求し、
企業価値の向上に貢献します。

執行役員 QV本部 本部長 河野 雅信

執行役員 QV本部 本部長 河野 雅信

「安心と信頼」という普遍的価値を提供

QV本部(Quality &Vigilance本部)のミッションは、製薬企業に求められる「安心と信頼」という普遍的価値を提供することです。当本部では、品質と安全という両輪を連携させながら、当社製品と事業活動に対する安心と信頼を維持・向上させることをめざしています。
具体的には、年々高まる医薬品の品質に対する期待と厳しくなる規制に対応しながら、安定供給を継続することが大きな課題になっています。国内外の製造所管理の強化や品質システムの継続的改善を実施し、安定供給を実現することで、ステークホルダーの皆さまとの良好な関係構築に努めています。また、医薬品は適正に使用して初めて安全に効果を発揮します。そのため、専門的な情報をわかりやすくまとめて情報発信するリスクコミュニケーション、医薬品のリスクを最小化する活動に取り組んでいます。加えて、従業員の教育とトレーニングを強化し、すべてのステークホルダーに対して真摯に説明責任を果たすことで「安心と信頼」をお届けすることをめざします。

品質保証と安全管理の高質化を推進

現在、私たちが最も重視しているのは、品質保証と安全管理の高質化です。これを実現するために、以下の4点に注力しています。一つ目は、予防的・先制的な品質保証です。問題が発生してから対応するのではなく、リスクを事前に予測・評価し、未然に防ぐ体制を構築しています。二つ目は、デジタル技術の活用です。RPAやAIなどの先進技術を導入し、品質保証や安全管理業務の正確性と効率性を高めています。三つ目は、グローバル基準への対応です。各国の規制、販売国のニーズや文化に柔軟に対応するため、海外拠点との密接な連携を強化しています。最後の四つ目は、人材・組織の高度化です。品質保証や安全管理部門の人材に対して、技術力に加えて倫理観、リーダーシップ、戦略思考を高めるため、品質文化の醸成や継続的教育プログラムの導入を進めています。これらの取り組みを通じて、品質保証と安全管理の高質化を実現し、患者さんや医療関係者の皆さまからの信頼をより一層強固なものにすることをめざしています。

変化を好機ととらえ、企業価値向上に向けて邁進

今後の目標は、企業価値の向上です。医療現場のニーズをとらえた価値の高い安全性情報の発信、医薬品の品質確保と安定供給を通じて、患者さん、医療現場、そして社会の皆さまからの信頼を維持・向上させることが、企業価値の向上につながります。
さらに、製薬企業にとって研究開発パイプラインの充実は企業価値向上に直結します。開発の成功確率を高め、多くの「希望ある選択肢」を病と向き合うすべての人に届けるためには、信頼できるデータに基づいて、開発をステージアップさせる迅速で確かな経営判断が不可欠です。新たな経営体制への変化を好機ととらえ、これまでの取り組みを一層加速させることで、品質と安全性の観点からリスクを回避し、患者さんの人生を変え、笑顔にできる医薬品を提供し、グローバルで存在感のある企業となることをめざします。

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